先生になったわけ

祖父が天国に行った。

顔をみて、ふと、ピースがはまった。

ぼくが先生になった理由。


家に行くたびに聞かされていた祖父の先生時代の思い出。

そこになんだか憧れていたんだ。ぼくはおじいちゃんみたいに愛される人になりたかったんだ。自分の仕事に誇りをもって語れる、そんな人になりたかったんだ。


そう気づいた。

今まで先生になったのは、子どもが好きだからとか、教えるのが好きだからとか、子どもの人生に関われるからとか、いろいろ思ってたけど、1番の理由はおじいちゃんの存在だったんだ。おじいちゃんみたいになりたい。なぜだか死んでからそう思った。


直接伝えたかったな。